天理大のラグビー部員2人、大麻所持などの疑いで逮捕 奈良県警

周毅愷
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 奈良県警は11日、天理大ラグビー部に所属する3年生の男子部員2人(いずれも20歳)を麻薬及び向精神薬取締法違反容疑で逮捕し、発表した。2人は容疑を認めており、「自分で吸うため」と話しているという。

 奈良署によると、部員1人の逮捕容疑は昨年12月28日、同県天理市内のドラッグストアの駐車場で大麻約1グラムを4000円で購入したというもの。もう1人の部員は今月11日、学生寮の自室で、若干量の大麻を所持した疑いが持たれている。

 密売人の捜査から部員1人が関与した疑いが浮上し、寮を捜索したところ、別の部員が所持を申告したという。

 県警は今後、大麻の入手経路などについて詳しく捜査する。

 天理大ラグビー部は2020年度の全国大学選手権で初優勝を果たした強豪。大学広報課によると、所属選手の逮捕を受け、ラグビー部は当面の間、活動を自粛するという。大学のホームページでは「事実関係の把握を早急に進め、厳正に対処する。ご心配とご迷惑をおかけし、心より深くおわび申し上げる」との談話を発表した。

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